ソフトウェア開発

マイツールとバーコードについての質問

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[ ドイツ / フェッセン /  ノイシュバンシュタイン城が見える林から]

八月の初めに次のようなメールをS.K氏から頂きました。

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今晩は。
マイツールでチョットした処理をコマンドモードで使っているユーザーです。
よろしかったらご教示頂ければありがたいのですが。

マイツールでバーコードを変換したり、プリントしたり出来ますでしょうか。
ヘルプではマイツールアドオンのパーコード変換ソフトが必要と
書いてありますが、それ以上のことが分かりません。

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それで次のように簡単にご返事を出しました。

S.K 様

マイツールにおいて、業務で出来ないことはほとんどありません。
Windowsを操れないくらいでしょう。
その代わり、Win95~Win7まですべてのOSで安定して動作します。

Windowsを操るには、WSHとコマンドプロンそして、VBAを連動して使えば
すべて、自由自在になんでも一般企業の業務であれば開発できます。
はっきり言って、マイクロソフトの「.NET」なんて、普通の企業には入らないんです。
儲かってしょうがない企業だけが使えばいいのです。(笑)

バーコード印字は、バーコードフォントというものがあります。
そのフォントを追加すればプリントアウトできます。

但し、バーコードの読み込みは、キーエンス製の読み取り機と、
そのアプリケーションを開発す る必要があります。

実際に、在庫管理などで活用した事例が沢山あります。
勉強してください。

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そして、この回答に対して次のメールが入りました。

ご教示、ありがとう御座いました。

一般企業でマイツールが何故もっと使われないのか、しかも
フリーのソフトなのに、、、と小職も不思議でならないと思
っている一人です。

奥が深く、かなりのことが半素人でやれることが分かってき
て、大藪様がホームページで書いておられる通りだと思えます。

今回、教えて頂いたバーコードのプリントもPFGEでデザイ
ンし、フォントはCODE39をインストールしPFGでレイアウ
トしたシールへプリント出来ました。
マイツールフリーのHELPはかなり良くできていますが、この
バーコードに関しては説明が貧弱でしかもアドインソフトの
「マイツールバーコード」が必要と書いてありますが、現在の
バージョンでは存在せず不要であることが貴職のアドバイスで
分かりました。 ありがとう御座いました。

但し、PFGで各行のデータを横2枚のA4タッグシールにプリ
ントするときにどうしても1行分飛ばしてしまいます。
これもマイツールフリーのバグでは無いかと思いました。

シールに印刷したバーコードをリーダーで読み込む場合、貴職
の御指摘ではキーエンス製の読み取り機と書かれていますが、
キーエンス製でないとうまく読みとれないと云うことでしょうか。

もう少しバーコードの事を勉強してみます。

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それで、再度返事のメールを下記の通り送りました。

お礼のメールありがとうございます。
出張してましたので、ご返事が遅くなりました。

S.K さんは、私の手を抜いたアドバイスで、
きちんと、考えて仕事を進められたのですね。
それだけのスキルをお持ちだと言うことがわかりました。

S.K  さんが試みた通りが正解です。
あと、下記の件については・・・・

>但し、PFGで各行のデータを横2枚のA4タッグシールにプリ
>ントするときにどうしても1行分飛ばしてしまいます。
>これもマイツールフリーのバグでは無いかと思いました。

これについては、最近、実務でやっていませんが、
過去、そうしたことで困ったことはありません。ですから、
マイツールのバグではなく、どこかに問題があると思います。

こうした問題を解決する為には、やはり、トライアンド・カット
といったことで、何が原因か?を突き止める必要があります。

データ量をその限界前後で検証してみるということと、
どうしても、そうなるのであれば、オートプログラムによる
処理で逃げるという手もあります。

二枚の連続印刷のところを、一枚区切りの印刷でデータを
自動で分けて、印刷命令を二回させるというルーチンプログラム
を組めば、実質、連続印刷が出来るのと同じことです。

これだと、問題なく連続印刷ができるはずです。

これは、一応、私がそちらの状況をおぼろげに判断して言っている
ことですので、工夫次第でその程度の問題はプログラム上で
解決できると思います。

マイツールは、HELPよりも、解説本の方が詳しいのですが、
それでも、それらに乗っていない驚きの仕組みが沢山あります。
私の場合は、MTFREEを色々と実験してそうしたことを引き出しました。

そうしたノウハウは、Web上では、まったく載っていない ので記載してあげれば
いいのですが、私自身、色々なことをかなりやっていて、そんな時間が無いのです。
マイツールは私にとっての活動としてはほんの一部なのです。
私のブログや、HPをごらんになれぱわかって頂けると思います。

ですから、 S.K 氏も色々と試みてください。

私としては、マイツールで出来るか否かの判断ぐらいのコメントは
お手伝いできると思います。

さて、次に下記の件ですが、

>シールに印刷したバーコードをリーダーで読み込む場合、貴職
>の御指摘ではキーエンス製の読み取り機と書かれていますが、
>キーエンス製でないとうまく読みとれないと云うことでしょうか。

これは、たまたま私がシステムで運用に採用したメーカーが
キーエンス製でした。当時としてはバーコードリーダーのプログラム
開発を行うに当たっては、とても、イージーなアプリケーションでした。
丁度、ホームページを作るような感覚でできたので開発も早く出来ました。

他社もこれに、その後追従し たようです。キーエンスは、技術力があります。
従って、そうしたことを除けば、どのメーカーでも同じです。

と言うことで、頑張ってください。

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企業での仕事は、特殊な業務で無い限り殆どが、

マイツールでシステム化して処理できる内容です。

しかし、ソフトウェア会社にとっては、こうしたプログラムで

開発するのを嫌がります。

マイツールだと商売になりません。OSが変っても

ちゃんと動きますから、アプリケーションの買い替えを

進めることが出来ないからです。

ソフト会社は本当に大変なのです。ハードウェアみたいに

消耗するものではないから、開発後の仕事が下手をすると

なくなってしまいますから・・・とてもソフト会社の経営は

難しいのです。

大藪光政

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マイテックのソフトウェア開発について・・・

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五月も終わりに近づきました。連休明けまで多忙だったソフト開発も一段落して、一息ついたところです。ブログ集の中で、一番サボっているのが、このイベントロギングのブログです。もともと、会社の出来事を見出し程度に行っていましたが、それでは面白くないと・・・思ってちょっとした文章を昨年まで寄稿していました。

ちょうど昨年から、ブログを始めましたので、それならこのイベントロギングもブログでやろうと思って今年の初めから開始したのですが、何せHPと、ブログ集だけで、10本を超えますし、おまけに私事で区の新聞記事も毎月書いていますから、このイベントロギングが後回しになりました。

会社の出来事も、クライアントさんに対する守秘義務があって、書けない面が多々ありますので、そうした意味では書きたくても書けない領域が存在するので辛いところです。

二月から五月までは、価格カタログ自動製本システムから始まった、次の仕事として価格改定システムに突入したのですが、この仕事は、厄介でした。

つまり、データベースの整備(正規化,製品名の統一、製品番号チェックなど)、から取り掛かりました。この作業はどうしてもその企業の仕事をきちんと押さえていなければ失敗します。システム開発を行なう場合は、まず、データがきちんと整備されているか?をきちんと確認の上、進めなければなりません。そうしませんと、あとで取り組みが迷走してしまいます。多くの企業のシステム化の失敗やトラブルは意外とデータベースにあります。

ソフトウェアを開発する企業は、このデータベースの整備に手を掛けることを好みません。それは、クライアント企業の社員がすべき仕事だと割り切っています。実は、現場をよく把握していないことと、手を出すと泥沼になることも多々あるので嫌がります。

今回のクライアントさんは、顧問先企業でもあったので、データベース整備の実作業は、すべて当社で行いました。作業を進めていく中で、やはり現場での価格体系の矛盾が出たり、営業マンと管理者との価格設定状況の把握に相違があったりして、そのたびに双方へのヒアリングを行い、最終としてはクライアント先の得意先様に対しても納得の行く価格設定演算公式を組み、それをプログラム化していきました。

価格の取り決めは仕事の内容として、やはり泥臭いところがありまして、お得意様との関係で、どうしてもこの製品は、この値段にしないと逃げられるとか、大卸店さんの場合には二次店さんの価格設定までメーカーに任せられてしまっているところもあったりで、そうしたところをきちんと踏まえた原材料値上げによる製品値上げを考慮する演算式を検討する必要があり、かなり厄介でした。

それと、特別仕様の場合の価格設定も自動化されていませんと、せっかくのシステムが泣いてしまいます。そうしたもろもろの状況を論理的に解析して、演算式を組みプログラム化していく作業は大変なのですが、数学の問題を解くのと同じで大変面白いものです。

こうして、メーカーとしての価格設定のシステムを構築することで、逆に今まで曖昧だった日々の仕事がきちんとルール化されて数万点の製品と数百件の得意先価格改定が自在に瞬時にやれるようになりました。

今までは、あまりに複雑な価格体系でしたので、Excelを使って算出したり、販売管理システムにその都度電卓で計算して入力してたりしていたので価格変更期間もかなり掛かったようです。昨今は、原材料の高騰が激しく、値上げによる製品価格も頻繁になってきており、そうした多忙な時期に、システムで瞬時に処理できるようになりましたので、大変感謝されました。

今度の土曜日は、福岡MUGの会に出席します。(MUGの略称はマイツール・ユーザー・グループ) マイツールを日々仕事で使っておられるグループからのお誘いで、初めての参加です。マイツールもWin95から今度の新OSであるWin ビスタまで動作しますから、恐らくMUGの皆さんは喜んでおられるでしょう。

今回の価格改定システムも動作確認をしましたし、以前、開発した株取引における確率演算シミュレーションシステム「微分取引」も動作させて見ました。結果は○です。デルのデュアルコアのCPU搭載機だったからなのか、かなりの高速で(数分間で)演算してくれました。(数十万回の論理演算をします。普通のPCは10分間以上掛かります) 要望があれば、デモを行っても良いかな?と思っています。

by  大藪光政

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